交流授業 |
2015.01.15 |
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交流授業
武南高校と蕨市立東中学校がこの3年間続けてきた『交流授業』をまとめた冊子ができました。
本書には、そもそもの交流授業のねらい、実施に至るまでの経緯から、各教科担当の指導案、また、受講した生徒からの感想、座談会形式で行われる高校教師の反省会、そして、新聞社に取り上げられた両校の取り組み記事の紹介まで、『交流授業』のノウハウとその成果が事細かに盛り込まれた力作です。
若い先生方も中学生のリアクションに考えさせられることが多かったようです。
この活動をはじめるきっかけ作りに尽力された大森教頭先生は、自ら、パイナップルをつかった実験を行い、『植物は決まった数字を持っていて、その数字を小さい順に並べて前の2つの数字を足すと次の数字になる』というフィボナッチの数列を紹介されました。
生徒の感想の中に、『これからいろんな植物をじっくりみてみようと思った』というのをみつけて、「あの有名なひまわりの絵を、ゴッホがこの不思議な数列を知っていて描いたのか考えながら見たら…面白いかもしれませんね。」と生徒が、教室で習ったことを生活の中で検証していく姿を思い浮かべ、教頭先生は、とてもうれしそうに目を細めていらっしゃいました。