"青春"武南時代

厳かな卒業式が終わり、一人一人に卒業証書も渡され、クラス毎での退場を待っている時、行事を盛り上げるのが上手なＫ組メンバーは、担任の尾花先生を囲んでいました。

生徒たちは、最後の最後に先生に感謝の手紙を贈ろうと、密かに、各自、手紙を書いてきていたのでした。



想い出いっぱいの手紙の詰まった箱を手にして、先生は泣きながら、クラス最後の円陣を組むように指示します。そして、円陣の中央で先生は生徒に力強く渇を入れます。

「K組！最高！ありがとう！最後はビシッと決めるぞ！」

「おおおお〜！」

場内に雄叫びがこだまし、笑い声がそれに続きました。

最高のクライマックスの時、流れた涙をスカッとした笑顔に変える、サッカー部、野球部、チア部のキャプテンのいるK組さんらしい、最後の、そして、最高のイベントとなりました。



"青春"武南時代を飾る思い出がまたひとつ各自の胸に残りました。