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日本文化を発信していけたら…

2013.04.02

日本文化を発信していけたら…

 

3年間選抜コースで頑張ってきた井田さんが東京女子大に合格しました。

 

 

「大学では、源氏物語を原文で読んでみたいと思っているんです。」そう言う井田さんは、鈴木先生の古文の授業で、古典の世界の魅力に目覚めたのだそうです。

 

 

「鈴木先生の授業はおもしろくって、古典に興味を持つきっかけになりました。そして、茶道、華道、和服、陶器…、日本文化にも当然のように惹かれていきました。大学では、古典文学を学び、日本文化を紐解いていき、世界でも通用する『モダンジャパニーズ』とでも言うカテゴリーでまとめてみて、世界に日本文化を発信していけたら…と思っています。」

 

 

武南での高校生活を振り返って井田さんは自分のターニングポイントだった“事件”を教えてくれました。

「担任の佐藤先生に一度だけ怒られたことがあるんです。『信頼を平気で裏切るのか?』って…。怒られたのが怖かったのではなくて、自分が情けないというか、恥ずかしかったというか…。その時ですね。自分が変わったのは。自分の行動には責任があるんだ。回りのことを考えて行動できることが人として大切なことなんだと…。先生には花を咲かすために必要な根っこの部分を教えてもらったと感謝しています。」

 

伸ばせ咲かせよ武南桜

 

満開の武南桜がとても似合っているように思いました。

 

合格おめでとう!素敵な出会いに感謝です。

 

文学の世界から飛び出せ!

2013.04.01

文学の世界から飛び出せ!

 

進学コースで入学してきた古川くんが学習院大学に合格しました。

 

 

1年生の時、進学クラスだった古川くんは、入学後、予習復習をする習慣を身につけ、2年次に選抜コースにステップアップを果たします。ちょうどその頃、偶然手にしたのが、フランス文学の巨匠、アルベール・カミューの『異邦人』でした。

 

 

カミューの「不条理」という考え方に、古川くんの心の扉が開かれます。彼はフランス文学との出会いから、フランス語の持つ音の優雅さ、そして、フランスの植民地だった国々にみられる独特の文化形成…フランスをキーワードに興味関心がわき出てきて、世界観が広がっていきました。

 

 

「大学ではフランス文学を専攻するのですが、机の前に座って勉強するだけではなくて、世界へ飛び出していきたいと思っています。」

 

 

得意な英語にさらに磨きをかけ、フランス文化という視点で世界をみてやろうという意欲にあふれる古川くん。彼の興奮がこちらにも伝わってきて…再会できる日が来ることが、ますます楽しみになりました。

 

合格おめでとう!素晴らしい出会いに感謝です。