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涙の謝恩会

2012.03.01
涙の謝恩会

3年生にとって最後の登校になる今日、謝恩会をひらいて頂きました。この日に向けて、父母の会のお母様方には、何回も足を運んでいただきました。ありがとうございました。準備が整ったところで、「写真を撮ってブログに載せてください!」というノリの良い方に声をかけていただき、よろこんでカメラを向けさせていただきました。



生徒達の代表として卒業準備委員30名とお母様方20名が職員室にお見えになり、3年間を振り返ってのお言葉をいただきました。

生徒代表の小早瀬さんのお話は、3年前に武南に入ったいきさつから始まりました。



友達をたくさんつくろう!
部活を頑張ろう!
第一志望に絶対受かろう!

そう思って門をくぐったのだそうです。

陸上部に入部した彼女は、部活と勉強の両立がきつかったそうです。でも、くじけそうになった時、顧問の先生や担任の先生、そして、仲間達が声をかけて、励ましてくれて、3年間部活を辞めずに続けることができたのだそうです。思い出を振り返りながら…最後に彼女は言いました。



「先生、卒業しても、私たちを見守っていてください。」



話が終わると、生徒の中にも、保護者の方々の中にも、教職員の中にも、もらい泣きする姿が見られました。校長先生が、「とても素敵なお話でした。」とおっしゃると、大きな涙がまた小早瀬さんの頬を伝わりました。

続いて、卒業準備委員長の松本さんからも心温まるお言葉をいただきました。お話を伺っていて、より一層、教育に情熱をかけて取り組んでいかなくてはいけないと強く思いました。



教職員一人一人に『感謝を込めて』というメッセージも添えてくださるという心遣いも心に響きました。ありがとうございました。



職員室での会が終わった後、小早瀬さんのクラスを見に行きました。



担任の田口先生は、すでに目を真っ赤にしていらっしゃいました。



先生にとって初めての卒業生ということもあり、感極まってしまわれたようで、女子生徒達が、先生をしっかりフォローしているようでした。

廊下にでると、もの凄い盛り上がりを見せているクラスがありました。内野先生のL組さんです。在学中、ひとつの方向にむかって放たれる時の彼らのパワーは圧倒的でした。武南が好きで武南に来た彼らが、『卒業』というイベントを前にして若さを炸裂させていました。教室の中では、3年間、英語の授業を教えてこられた新井先生が、教壇の前に立ってお話をされていました。



実は、新井先生は今年度をもって武南を退職されます。教師になりたくて教壇に立った男が、最後に選んだのがL組さんだったのです。それだけ、先生と生徒達のつながりの深さを感じることもできました。新井先生の話を聞く彼らはたくましく見え、生徒に囲まれる新井先生はとてもしあわせそうに見えました。

武南の教員で良かった。そう思える一日となりました。ありがとうございました。

明日は…良い卒業式が迎えられそうです。

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