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武南の英語教育

2011.10.20

知識にどん欲な特進2年生

進学メディアという受験情報誌で、武南高校特進クラスの英語の授業が紹介されました。

考え抜かれた緻密な大岡先生の授業は、穏やかな先生の温かいキャラクターもあって、生徒達から絶大な支持をうけています。



<記事抜粋>
起立。礼。そのあと続くのはなんでしょう〜。普通は「着席」となる。しかし、武南高校の大岡康法先生の英語の授業では着席しない。全員立ったままだ。おもむろに先生が問いを発する。生徒が挙手する。指される。答えが合っていれば座ることができる。先生の問いはテンポよく続き、着席する生徒が増えていく。ほどなく、全員が正解を出し終えて、着席することができた。

次に問題演習だ。プリントはあらかじめ配ってある。予習は大前提だ。答えられた順番に挙手し指名された生徒から教卓へ見せにいく。最初にできた生徒が教室の最前列両端の左の席に着く。二番目の生徒が右の席へ。そして、三番目以降の生徒は、先生ではなく、その二人の元へ行き、答え合わせをしてもらう。手の空いた先生は、その間に机間巡視をし、出来具合をチェックしつつ質問の対応をしている。問題を最初に解けた二人の生徒に答え合わせをさせ、間違った生徒へのヒント出しなどもさせる先生の授業の中では、教え合いも大歓迎だ。教えることで知識が血肉になって身に付く。

多くの英語の授業では指名されるのは一部の生徒に限られていたりして手持ち無沙汰な他の生徒は教科書に先生の似顔絵やいたずら書きしていたりする。しかし、大岡先生の英語の授業では、全員参加が当たり前なのでよそ見をしているヒマがない。

次のパートはリスニングだ。テープで流されるネイティブの発音を、まず集中して聞き取る。
その次にシャドーイング。センテンスごとに、テキストを見ずに、各自がネイティブの口まねをする。 
そのあとに初めて、テキストの音読と解釈がくる。大岡先生の英文解釈では、文の頭から訳していく。その方が時間のロスが少ない。原文のリズムで文意を理解していく。そのために、音読から解釈まで、タイムを測ったりもさせる。大変、理にかなった速読練習だ。これにより、英語が再重要視される大学入試に向け、生徒全員の実践的な英語力の基盤が出来上がる。

「20人の特進クラスだからこのやり方で出来るようになりました」と大岡先生。

授業が済んだ後も、生徒たちは教え合いを続けていた。

「ほっときゃいつまででもやってますから(笑)」。

伸び盛りの特進2年生は、知識に欲張りなのだ。


言葉のちから

一方、大岡先生とは異なるベクトルで英語教育に取り組むのが武田先生

『英語教育』(大修館書店)という雑誌の増刊号で先生のコラムが取り上げられました。



増刊号のテーマは「ことばの力」、各界の著名人が英語の名言を紹介しています。

例えば、ネイティブアメリカン研究の第一人者、立教大学教授 阿部樹理先生は、

Walk the talk.

「言ったことをやりなさい。やれることだけ言いなさい。」

などダコタ・スー族の言葉を取り上げています。

人気コラムニスト 西森マリーさんは、ビバリーヒルズ高校白書、ER救急救命室、24…などアメリカTV番組から

A relationship is give and take, two people as equal.

「恋愛関係はギブ・アンド・テイク、二人の人間が対等というものなのよ」

などの名ゼリフを紹介しています。

武田先生は、「きざに決めたい時」の名言をご自身の体験から披露していました。

興味のある人は本屋さんで…。

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